自分の技量

世の中にはベテランと中堅と新人がいる、どの業種も同じ。

新人は素直に中堅とベテランに怒鳴られイヤミを言われ、バカにされながら仕事を覚える、この考えは古くない極めて普通。


新人の頃は大体は皆そこを通るし、通らざるを得ない、そして芽生えてくる恐怖心競争心闘争心、いつかこいつらを越してのし上がる決意。


教える側が教わる側に気を使ってはならない、嫌なら辞めろこれで良い。

昔はこうだったとかそんな話ではない。

仕事を覚えるにはその専門の会社に就職し、嫌な奴普通の奴気の合う奴と日々を繰り返す。

そうやっていずれ頭角を現す、そして慣れるダレる落ちる抜かれる。


抜かれたくなければ走り続ける、そして横一線どんぐりの背比べ、それになるならまだ良い方。

怖い人に怒られたくない、失敗したら殺される、完全な縦社会で育った人、生まれつき天才、自分との戦いが好きな人。世の中は広く上には上がいる。

まともな職人は大体がこのどれかに当てはまる。


残念ながらリペア業界のフランチャイズはほぼ粗悪、中には一部優秀な人はいるがごく稀。

優秀な人はその看板を外したがっている、だが契約上それは出来ないらしい。

それがフランチャイズの最大のデメリット、仕事があろうがなかろうがマージンを払い続けなければならない。

正直金の取れるレベルではない、客にも手直しに行く人間にも迷惑を掛けている。


新人は金を払っても技術は習得されず、兼業くらいではモノにならない。

ずっと何年も継続してやっていかなければ腕は上がらない。


やるなら他を捨てる覚悟で挑む、退路を断つ覚悟があればやらざるを得なくなる。

学ばない人間が中途半端に開業したところで直ぐに撤退、廃業となる。

青森県内でもそう言う連中が増えていると聞く、そしてプロに手直しされていると言う事実、本来はやった本人に直接請求が行く案件も建築会社が守っていると言う事実。建築会社もプロと素人を見極めなければならない。

リペア職人の道はまずは補修会社に就職、そして失敗しても給料は貰える、上下関係とマナーモラル、対人間の醜さ素晴らしさ闘い方、そう言うのを全部学ぶ。

学ぶだけ学んで会社と喧嘩出来るくらいになってから本格的に独立の方向となる。

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