出来るかどうかの判断がたまに難しい場合がある。
そう言う時は現調した方が良いが、それでも微妙なやつもたまにある。
他社が施工不可で出しても建築会社はそんな簡単には諦めない。
出来そうな業者に依頼をする。
担当者に写真を送ってもらい、爪が引っ掛かるかどうかをまず試してもらう。
引っ掛からないくらいの浅い傷と判明、ならば可能と伝える。
この精密な刻みをパテとヤスリで成形するのはかなり難しいので、地金まで深く傷が入ってるなら正直交換の方が良い。
ただ今回は浅いクリア層の部分だったので精密な磨きと、最小限のクリアに留めた。
経験の浅い人はいきなりガシャガシャとやる傾向がある、緻密な刻みの列を乱したら再現は不可能になるので、全てに慎重に力加減を考えなければならない。
滅茶苦茶にされてから渡されるくらいなら、他社が手を付けないのはある意味正しいと思う。
色の問題ではなくどの程度で納まるかのポイントを見極める能力も補修屋には必要である。